GHPとは「ガスヒートポンプ」といって、LPガスで冷暖房ができるエアコンのことです。 排熱利用で通常のエアコンのような能力低下がなく、寒い冬でも高い暖房能力を発揮します。さらにGHPは、環境にやさしい省エネ・高効率の空調システムとして国も積極的に 普及を推進しています。
暖房能力
パワフル&スピーディ
ハイカロリーのLPガスで排熱を利用してガスエンジンを動かすため、素早く立ち上がり、パワフルな運転が実現されます。霜取り運転なし
排熱を室外機の熱交換器に流して除霜。だからノンストップで運転します。省エネ
インバータ効果
コンプレッサーを駆動する心臓部がガスエンジン。室温に合わせてエンジン回転数を最適にするインバーター効果で、省エネを実現するとともに、快適な空調を行います。消費電力を抑制
GHPの消費電力は電気エアコンの約10分の1です。経済性
ランニングコストの低減
省エネ・小電力効果でコストを抑えることができます。料金体系
使用するほど安く、使用した分を支払う料金体系なので、分かりやすく合理的です。環境性
ライフサイクルでのエネルギー効率がよいことから、地球環境問題を改善できると期待されています。
LPガスで冷暖房できる仕組み
GHPはコンプレッサーをガスエンジンで動かし冷暖房を行うエアコンです。 原理としては、LPガスを使用しているタクシーのエアコンと同じなのです。気化熱と凝縮熱を利用
液体が気体に変化するときには、気化熱といって周囲から熱を奪っていきます。また逆に、気体が液体に変化するときは凝縮熱という熱が発生します。 GHPはこの性質を利用して冷暖房を行うものです。 フロンガスを冷媒(熱の伝達を行う物質)として、強制的に気化と液化のサイクルを繰り返します。そうすることによって室内と室外の熱交換を行うのです。
ガスエンジンを動力としているGHPは、自動車と同じように定期点検が必要となってきます。 点検をきちんと行うことで、トラブルを予防し、効率的な運転を維持できます。 また、定期的な点検はエンジンの長持ちにもつながり、イニシャルコストを回収することにもなります。
【主な点検内容】
・エンジンオイルの交換 ・エンジン系の点検 ・冷却水レベルの確認 ・安全保護装置の確認 ・運転状態の点検や調整、データ採取